本日、2回目の更新になります。
こんばんわ。
きっととても暇人なんです、私。
さて、2回目の記事は本を読んだ感想です。
私は「銭湯」が趣味ですが、実は読書も趣味なんです。
駄文ばっかりのくせに、読書好きなの?って思われるかもしれませんが、読むことと書くことは違うんです!!
書くことのほうが難しいんです!
では、さっそく感想を書きますね。
この作品は、戦時中の「映画」制作に関するお話です。
ウルトラマンで有名な「円谷」という言葉も出てきます。
主人公は俳優に憧れて、家を出ますが俳優にはなれず。
しかし、映画製作に関わる仕事ということで、特殊技術関係(裏方)の仕事に就きます。
・・・・だめだ。ちょっと詳しく書こうとするとネタバレになっちゃうから書けない。
感想だけ書きます。
本作品は忠実に基づいたエンターテイメント作品になっています。
ヒトラーが映画に望んでいたこと、やろうとしていた事が書かれており、驚きの連続でした。
ここ最近の松岡氏の作品は歴史に基づいた作品が多く、テイストとしては同じです。
まず一番は、読みやすさと物語の分かりやすさです。
当時、映画が国民の心を操作するように作られていたことは、サブリミナル効果から今となっては理解ができます。
また、演出である特殊技術(要するに特撮)が裏方であまり良い扱いでなかった事、
その裏方が光を浴びて、戦時中にも関わらずドイツに仕事をしに行く。
全てが分かりやすく、一気読みしてしまいます。
戦時中に国の方針もあって、家族と離れて仕事をする。しかし、その仕事がとても評価されて日本に帰れなくなってしまう等。
作品のメインはあくまで、「映画製作」ですが物語の端々に「戦争」の描写が緻密にされており、少し心が痛みつつもエンタメ性を失っていない素晴らしい作品でした。
松岡氏はこの他にも義和団事件や東洋のマタハリをテーマにした作品も書かれています。
皆様も気が向いたら是非、読んでみてください。