銭湯・サウナに行くことを自粛して2か月近くが経ちました。
早く、気兼ねなく銭湯に行けるようになると良いなって思いながらTwitterを開いたら、たまたま流れてきた。
「さうなと」というエッセイ集が販売されたと。
思わず、ぽちっと購入して届いたのでその感想を書きたいと思う。
私はまだ「ここ!」っていうサウナが実は無いのですが、行った時に感動した「ウェルビー名駅」のサウナに思いを馳せながら読みました。
①大西 洋さん(Sauna Camp)(@SaunaCamp)
大西さんの「禁忌のサウナ」のお話。
まず、語り口というか文章の熱量が凄かった。
本当にサウナが好きなんだなぁっていう気持ちが伝わってきて私もなんだかサウナ益々サウナに行きたくなりました。
そして一緒に出掛けるお友達の方も楽しそうなのが文章から伝わってきてワクワクしながら読みました。
どんな「禁忌のサウナ」なのか内容については書きません。
読み終わった私も気になって気になって仕方ないですが、書いてある通り従っています。そんな「禁忌のサウナ」が気になる人は是非「さうなと」を買って読んでください。
良いなぁサウナ行きたくなったなあ。
私も大学時代の友達に連絡とって、温泉旅行行こう!(サウナイキタイっていう裏目的あり)誘おうかなーって思いました。
②ねこ生きるさん(@nekoikiru_sauna)
ねこ生きるさんと言えば、ニュー椿の印象が強くて、ニュー椿のサ活を読むと私も行きたくなるくらい愛に溢れてるなって思っていました。
今回そんなねこ生きるさんの忘れられないサウナのエピソードを書かれていました。
ご家族とのお話とそこからサウナのエピソードが、読んでいて心動かされると言いますかちょっと感情が溢れてしまいました。
昔の状況と今の状況の違いや、サウナブームの有無等でそのサウナ室から感じる物や雰囲気はガラッと変わっていることがあると思います。
それでも、忘れられないサウナがあるって言うのは正直羨ましいなって思いました。
私にもいつか、忘れられないサウナってやつに出会えるかなあ。
③ブタゴリくん(@tabimaru25)
「どこかへ出かける理由があるって素晴らしい」
その一文から始まる、素敵な導入。
奥様と気仙沼の民宿で入ったサウナのお話。
自分の好きなものを好きな人と共有できるって凄く良い事だよなぁって思いながら読みました。薪でくべるサウナにお二人で入って、特別な話をするのではなく日常の延長のような会話。
確かにサウナって不思議で、友達とかと言っても特別な話しとかしないで何となく日常の延長みたいな他愛もない会話をすることが多いですよね。
薪でくべるサウナの良さが存分に伝わってきて、お二人の凄くいい関係も伝わってきて読んでいてほっこりとしました。
夜中に起きて、もう一度奥様とブタゴリくんがサウナに一緒に行って没頭してるところなんかも「ああ素敵だなあ」って素直な感想が出ました。
いつか私もこういう関係になれる人と出会えたらなあなんてちょっぴりおセンチな気分になったりして。
素敵なお話でした。
④今日子さん(@n0y_k)
今日子さんのホーム銭湯・元ホームサウナのお話。
銭湯のサウナが壊れてしまって、そこからそのホーム銭湯のサウナは修理されずに物置のような状態になってしまったこと。初めてサウナキーを使った等の思い出と共に語られるお話は普段日常的に銭湯サウナを利用している私にとっても身近に感じられました。
奇跡的に私はまだこのような体験はしたことないけれども、実際に入っていたサウナが故障して修理されないで物置のようになったら寂しさと悲しさに溢れてしまうなって思いました。
そして今日子さんがサウナに通うようになったお話とそれからのお話。
すごく共感できたとしか書けません(語彙が無くて申し訳ない)
似たようなことを最近noteに書いたばっかりだったこともありますが、「ああ、分かるなぁ」と。
少し悩んでいる人とかが居たら是非読んでもらいです。
きっと何か感じられるというか、ほっとすることができると思う。
本文中の「わたしの日常に一番ちかいサウナでした」が心に刺さりました。
⑤サウナサン支配人 足立さん(@saunasan0616)
まず最初に書いておきたいのが、これを読んで「ああ、これはどこかで休み取って絶対にサウナサンに行きたいな」って思いました。というよりも、とにかく行きたい。
最初に五島列島の小さな島で郵便局員をしていた話。
サウナは関係ないけれども、例えば新入社員で働き始めた方に読んでもらいたい。
仕事をするうえで、相手の事を考えることって言うのは非常に大切であることを私も改めて学びました。
足立さんは五島列島の小さな島から転勤となり、その後サウナサンを継ぐことになります。
読んでいて、サウナサンに行ったことがないことが悔やまれました。
これは行ったことがあればまた違う感想がきっとできたはず。
というよりも実際に行ってから改めてこれを読み直して、感想を書きなおしたいです。
サウナサンがどうやって変わっていったのか、足立さんが色々と行動されていたそのお話が書かれています。
【都会の施設の追随ではなくて良いところは真似て、もっと佐世保らしさサウナサンらしさを出していこう】という本文中の言葉で「ああ、もう本当にサウナサンに行ってみたい。全身で体験したい」って思いました。
コロナウイルスが終息したら、行きたいなって思った素敵なお話でした。
⑥おひやさん(@mizu_tumetai)
気仙沼のサウナフェス大寒ナイトのお話。
サウナと焚火で純粋に「サウナ」を感じていることが伝わってきました。
こういう「サウナ」の経験が私はほぼないので羨ましく映りました。
サウナ旅(鹿児島・宮崎)のお話。
2泊3日の旅行で、おひやさんがひたすらサウナを回られるお話です。
一つ一つのサウナへの愛と読んでいてそれを想像できる説明で、何となく自分も「おや、これ行ったことあるんじゃないか?」って錯覚してしまうような感覚です。
特に「一本桜温泉センター」は私もずっと気になっていて、どんな感じなのかなって思っていたので体験談が読めてよかったです。鹿児島へのサウナ旅行の際は必ず足を運ぼうと思う。
色々なサウナを巡って、帰ってきても「次は、どこのサウナに行こうか」って思うんですよね。これはサウナ好きな方あるあるだと思います。
次のサウナへ行くことを考えるワクワクが楽しいんです。旅行前の準備みたいな感じで。
最後はおひやさんのホームの話
何かあったりしたときにホームに行く気持ちが凄く良く分かります。
じっくりとホームでサウナを満喫していても、その時の「何かあった」ものは決して忘れられません。サウナ→水風呂→外気浴をしても頭らからその出来事は離れていかないんです。
でも最後に私もいつも思うのが「まあいいか。なんとかなる」です。
まとめの感想
どのお話も一言で表すと「素敵なお話」です。
皆さんそれぞれ色々なことを体験されていて、今回はそれをエッセイとして書かれていますが共通軸として「サウナが好き」って言うところが凄く良く出ていました。
読んでいて、元気が出たり、心に刺さったり、ちょっと泣けそうだったりと感情があっちこっちに行ってしまいましたが読めてよかった。
「さうなと」を持って、気兼ねなくサウナにいける日常が早く戻ってきますように。
がわ