人生、不十分

大好きな銭湯のこと、日常のこと、考えなど

これからのお話

ご無沙汰をしていました。

銭湯大好き一般人のがわです。

いや、もはや一般人ではないかもしれません。

 

最初に書いておきます。

会社員を辞めました。

それで、銭湯業界にがっつりと入り込むことにしました。

 

もう一つ最初に書いておかないといけないことがあります。

僕が個人で引き継いだわけじゃありませんし、僕が1人で全部やるわけでもないです。

あくまで僕は銭湯で働きますということを決心しましたというところです。

今この時代に個人でしかも家族ではない人が銭湯を引き継ぐのはほぼ無理です。

だからこそ、色々なご縁に恵まれてそれを手放すことはしてはいけないと思い決心をしましたというお話です。

 

僕のブログを読む前に梅の湯三代目のnoteを読んでほしいです。

ことの経緯が書かれていますので。

 

note.com

 

 

Twitterを見てくださっている方は薄々気が付いていたかもしれませんね笑

少しいきさつをここで書かせてください。

あえて、noteではなくこのブログで書いているのはやっぱり銭湯の話だし何より僕が文章を書き始めて銭湯とつながりができたのがこのブログだからです。

 

これからですが荒川区にある「千代の湯」さんで本格的に銭湯運営を行っていきます。千代の湯は3月末まで元々ご高齢のご夫婦がやっていました。

 

しかし、昨年の夏頃だったでしょうか。

ご主人が体調を崩されて、入院をしてしまい女将さん一人で切り盛りすることになりました。銭湯を一人で営業することはできないことはないです。ただ、営業後の掃除まで含めるとすごく大変ですし、しんどいです。

 

そんな状況になって、女将さんは同じ荒川区の梅の湯さんにヘルプを求めました。

掃除だけでもお手伝いに・・・そうすればまだなんとか続けられそうであると。

 

ちょうど時を同じくして、僕も梅の湯にて掃除の手伝いを始めたタイミングで「もし他の銭湯でも掃除手伝いとか必要だったらやりたいですね~」なんて梅の湯三代目に話をしていました。ちょうどタイムリーだったわけで、三代目から「緊急で手伝ってほしい銭湯が出てきました。今度手伝いに行きますががわさんも行きませんか」とお声がけいただきました。

 

ちなみにですが、この時僕は千代の湯には何度か行ったことがあって熱々のお湯、トゴールの湯、女将さんの明るい人柄、モザイクタイル絵。すごく好きで良いなあこの銭湯、好きだなあって思っていました。そしてこういう銭湯、無くなっちゃったら嫌だな女将さん大変そうだけど続けてほしいなって思っていました。

 

三代目からお声がけいただいてから週に2、3回掃除の手伝いに行くようになり、女将さんと沢山色々な話をしました。もちろんまだ営業を続けたい。でも体がしんどいしこのままだと廃業してしまうかもしれないこと。

 

そんな話をしている中で女将さんから「がわくん、うちのお店やらない?」と聞かれました。その時、僕はまだ何も決心ができていませんでしたが「もしできることならやりたいですね・・・」と答えました。

 

梅の湯三代目も荒川区から銭湯をなくさないためにどうしたらいいかを考えていたようで、千代の湯の経営を梅の湯で引き継ぐっていうことを考えていたようでした。

ただ、それをするにあたってはやっぱり人が必要。

 

そして、(自分で言うのも恥ずかしい話ですが)女将さんと信頼関係が築けていて女将さんも「がわくんにやってもらいたい」と言ってくださって僕自身決心がつきました。

 

「僕、会社辞めて千代の湯やりたい・・・やります」

そんな話を確か三代目とした気がします。そして僕は千代の湯で働くという方向で動くことになりました。

 

元々銭湯をやりたいという気持ちがなかったと言えばウソになります。どこかで銭湯をやってみたいなという気持ちはありました。

 

ただ、一方で出来るのかという怖さもあったし勤めている会社を辞めるということにも怖さがありましたしそもそも銭湯の営業は大変だし、なにより簡単に「銭湯で働きたい、銭湯がやりたい」なんて言っていいものでもないと僕は思っていました。知れば知るほど簡単に「銭湯がやりたい」なんて言えなくなるもんなんです。

 

でも、会社でやっている仕事に限界・・・というよりも自分に合っていないなという思いがここ2~3年ずっとあって転職を考えていたこともありました。

 

なによりこんな素敵なご縁に恵まれることはもう二度とないだろうし、銭湯を無くさないために何かできないかとずっと考えていたので気持ちは会社を辞めて銭湯で働く方向にどんどん傾いていきました。

 

それでもやっぱり悩みました。何人か信頼できる友人にもポロリと相談したところみんながみんな「がわが絶対にやった方がいい」というお言葉をいただきました。まあ両親は大反対でしたが。

 

ただですね、すぐに会社を辞めるということは難しかったんです。

それだけじゃなくて、千代の湯も引継ぎをするにあたって本当に紆余曲折があって・・・。詳しい話はかけないんですが、どんなに信頼関係があってもやっぱり大変だったり少し拗れてしまうことがどうしてもあって「これ本当にできるのか?」となりました。

 

さらに会社もですね、「辞めます」という前に新しいしかも僕名指しの仕事が来てしまって少なくともそれがある程度落ち着くまでは「辞める」なんて言い出せる状況ではなくなってしまいました。

 

僕のそんな状況とは裏腹に、何とか千代の湯の経営を梅の湯が引き継ぐことの話も進みました。そして、やっぱり人が必要なので人を募集して一緒に千代の湯で働く人が増えて。一つ先が見えてきたところで会社に辞める旨を伝えられました。

 

そして5月末で最終出社を終えました。

今は有給消化期間中ってやつです笑

 

ぶっちゃけた話、会社辞めるのが無茶苦茶大変でした。

もう誰にも何も相談できないけどなぜか新しい仕事が降ってくるという状況。

残業だけがかさんでいき、千代の湯の方は何もできなくなりました。

(千代の湯スタッフ皆様本当にありがとうございました・・・)

 

そしてこれは僕だけの話じゃなくて、多くの色々な人のお力もあって僕も決心できました。何より、千代の湯の経営を引き継いでやりませんかと色々とお声がけくださった梅の湯三代目には本当に感謝しかないです。こんなご縁に恵まれることはこの先ないんじゃいないかって思っちゃうくらいです。

 

さて、これから本格的に千代の湯を続けていくため、銭湯をなくさないようにするために働いていくことになります。何が出来るのかわかりませんし、不安もいっぱいです。

 

でもそれ以上に、千代の湯はまだまだ改善できるところも沢山あるしもっと多くの地域の人たちを癒す場所にできるとも思っています。

 

これから千代の湯でのこととか、銭湯で働くことについてをこのブログで更新できたらいいかなって思っています。

 

これは余談ですが、僕は本当に一般人で家族が銭湯経営してるとかそんなことはないです。つまり完全な素人です(知識だけは色々ありますが)。これから奮闘していくことになるわけですね・・・ワクワクしますね!!

 

コロナウイルス感染拡大が広がっているので今来てくださいと言えませんが、落ち着いたらぜひ千代の湯に来てください。熱々の気持ち良いお湯を沸かしてお待ちしています。

 

がわ

銭湯日記その114

こんにちわ!

今日も早速行ってきた銭湯をご紹介しましょう。

今回はこちらです!

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大塚にあった「玉の湯」さんです。

さて、『あった』という過去形であることが気になった方。

実はこちらの玉の湯さんは2020年9月末にて廃業となってしまったんです。

サウナが好きな方は併設されていた、「サウナ玉泉」も廃業してしまったことでもしかしたらご存知の方も多いかもしれません。

 

先にサウナ玉泉が廃業し、そのあとを追うように玉の湯さんも廃業となりました。

余談ですが、私はサウナ玉泉は行ったことがなくってすごく後悔しています。

 

さて、大塚駅からは歩いていくと大体10分~15分くらいでしょうか。

閑静な住宅街の中に、玉の湯さんはありました。

油断していると通り過ぎてしまうんじゃないかというくらい街になじんでいます。

こういう銭湯が無くなってしまうのは凄く悲しいです。

 

暖簾をくぐって中に入ると、フロント形式の受付があります。

そこで470円を支払って、脱衣所に入ります。

脱衣所は少し暗めですが、外側からは想像しにくい広さと天井の高さです。

 

ありのままの姿になって、さっそく浴室内に。

立派なモザイクタイル絵が出迎えてくれる浴室内は、少し薄暗いのですが凄い光って見えます。

矛盾しているわけではなくってですね、本当にそういう雰囲気なんです。

床が、細かい小さな真っ白いタイルでそれがおそらく光って見える理由ですね。

このタイルの床はあまり見ないタイプですが、すごくいいなあって思いました。

 

それから湯船の周りもタイル絵があしらっていて、これもいいなあ貴重だなあって思いながらカランで体を洗います。

 

カランから出てくるお湯も結構熱めで、私好みでした。

最近熱いお湯に入りすぎて、ほかの人が「熱い!!」って言っていても「ん?普通だけどなあ」って思うようになっているのは内緒の話です。多分、荒川区の下町銭湯で鍛えられているんだと思います。

 

体を清めたら、湯船に・・・。

湯船はジェットがと白湯の二つに分かれています。

どちらもお湯の温度は大体同じで、いずれもかなり熱め。

今は減ってきてしまっている赤外線のライトが良い雰囲気を醸し出しています。

この湯船にあるライト、結構好きなんですよね。なんか眺めていると落ち着くというか。

 

脱衣所の方を見ると、上の方までガラス張りで改めて「ああ、すごく広いし良い銭湯だなあ。きっと街の多くの人たちに愛されてきたんだろうなあ」って感じました。

 

カラン前で水を浴びて、ぼーっとしていると常連さんと思しき方々の会話が聞こえてきました。

「ここ閉まっちゃったらどこ行くよ?」

「いんや、俺はまだ決めてねえな。銭湯減っちゃうとなあ」

「だよなあ」

そんな会話が聞こえてきて、何か心にぐっと来ました。

常連さんたちからすると、落ち着ける場所が一つなくなってしまうってことでありそれは自分自身に置き換えてみるとすごく悲しいことだから。

 

そんな気持ちを心にしっかりと刻みながら、何度も熱い気持ち良いお湯を楽しみました。

 

紹介しておきながら、すでに廃業してしまっているため行ってみてくださいとは言えません。

ただ、きっと東京に住まれている皆様の場合玉の湯さんと同じように皆様の家の近くにもきっと銭湯があるはず。ぜひ、そういう銭湯に行ってみてほしいです。

特別、何か突き抜けたものがあるわけではないかもしれませんが銭湯へ行く最大の目的は体を清めて休めること。それができれば多くは望む必要がないと私は思っています。

 

それではまた!

 

銭湯日記その113

こんにちわ!

ずいぶんとまあ久しぶりの更新となりました。

noteではちょこちょこ更新していたんですけどね、ブログは久しぶりです。

相変わらず新型コロナウイルスが猛威を振るっていますね。

だから、私自身も銭湯巡りをしているというわけではないのですが、それでもちょこちょこと行った銭湯があるので年末にかけてのこのお休み中に更新していく予定です。

 

それでは早速行きましょう!(これ書くのも久しぶりだなあ・・・)

今回ご紹介する銭湯はこちらです。

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新宿区にある、「熱海湯さん」です!

今更気が付いたのですが、熱海湯さんって新宿区になるのか・・・。

ちなみに最寄り駅は飯田橋駅です。歩いて10分程度のところでしょうか。

めちゃくちゃいい雰囲気の通りにあるんですよ。

なんていうか、古き良き日本の町っぽいというか。

神楽坂近辺ですからね、そりゃそうかってなるかな。

 

入口の雰囲気が抜群にいいですね・・・。

私は実はこういう銭湯がすっごく好きなんです。

ワクワクするんですよね、場所はどんどん進化しているのに昔の良さをそのまま維持している銭湯って最高だと思いませんか?

 

入口の時点で、男湯と女湯に分かれているのでこれはきっと今は少なくなってきている番台形式のはず、なんて考えながら下駄箱に靴を入れます。

扉を開けるとやっぱり番台形式ですね!いいなあ!

脱衣所は昔ながらの銭湯よろしく、かなり広めですね。

日本家屋のあの雰囲気がばっちり残っていてやっぱり「おばあちゃんち」に帰ってきたようなそんな感覚がよみがえってくる。

 

しっかりとアルコール消毒もして、番台で470円を支払います。

そそくさとありのままの姿になって、いざ浴室内に!!

 

立派なペンキ絵とその下にあるタイル絵に迎えられる浴室は、奥に湯船があり手前にカランがある関東ではオーソドックスなスタイル。

そしてカランはシャワーがないタイプの列もあり、「おおお!これこれ!」ってなりました。

 

カランから出てくるお湯もなかなか熱めでこれもグット!

シャンプーボディーソープは最近持ち歩いているので、それで体を綺麗にしてお待ちかねの湯船へ・・・。

 

熱い。とにかく熱い。

下町銭湯よろしく、かなり熱いです。でも私はこのくらいの温度が好きで「あああ~~~」って自然と声が漏れてきました。よく見てみると備長炭が入っているので水が凄く柔らかく感じました。

もしかしたら、もともと水の質もいいのかもしれないなあ。

この辺は完全に私自身の感覚なので正しくないかもしれないですが。

 

熱いお湯に入った後は、カランの前に座って水を浴びます。

そして、高い天井を見上げながらぼーっとする・・・。

何度も書いていますが、この時間が一番好きなんです。

ぼけーっとしていると、この日にあった仕事のあれこれや最近の疲れなんかも「まあどうでもいいや・・・」ってなってくる不思議。

 

その後も何度かお湯とカランを行き来して、さっぱりした気持ちで上がりました。

脱衣所では常連さんと思しき方が、ソーシャルディスタンスを維持しながらご主人と話しをしていました。こういうのもなかなかしにくくなってきてますが、いいですねえ。

 

古き良き、シンプルイズベストな「ザ・銭湯」でした!!

最高だったなあ、「絶対に好きだと思うよ」って教えてくれた湯の合う友達に感謝です。

それではまた!

 

熱海湯 新宿区:中央線「飯田橋」駅下車、徒歩3分 東京銭湯マップ

 

 

 

銭湯日記その112

ここは行きたいな~ってずっと思っていて、でもタイミングを見計らいながら・・・なんて思っていた銭湯がありました。

その銭湯に行ってきたときのことです!

先に言っておきますが、めちゃくちゃ良かったんですよねぇ。

 

という訳で、今回はこちらの銭湯に行ってきました!

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じゃじゃーん!

西小山にある、東京浴場さんに行ってきました!

東京浴場さんは最近リニューアルオープンをしまして、いつ行こうかな・・・ってタイミングを見計らっていたのですが、梅の湯三代目と私が一緒にやっている「梅の湯ラジオ」を東京浴場店主のサガラ君と一緒に撮らせてもらえるということで行ってきました!

 

写真でまだシャッター降りているのはオープン時間の5分前くらいに到着したからです笑

 

まず、駅からめちゃくちゃ近いです。

西小山駅から徒歩3分くらいでしょうか。

いや、もしかしたら1分くらいかもしれない・・・・それくらい近いです!!

そして写真からも分かると思うのですが、道に面したところがガラス張りになっていて中が見えるんです。これ、個人的には銭湯として画期的だと思うんです。

 

銭湯ってどうしても初めて行く人とかだと、中の様子が見えないから敷居が高く感じてしまうんですよね。でも、東京浴場さんのようにガラス張りで外から中が見えると初めての人でも安心して入れるかなあって思います。

 

中にさっそく入ると、下駄箱とかはもう昔ながらのものがそのまま残っているんですが扉をくぐるとびっくり!めちゃくちゃ天井が高くて、その高さを生かした休憩スペースにめちゃくちゃ漫画が大量にあります。漫画喫茶と同じくらいあるんじゃないかな・・・。

 

そしてフロントはたぶん改装前に使われていたであろう物がそのまま使われていて、見事に古きと新しきが混在していました。

 

右手側が男湯、左手側が女湯です。

 

暖簾をくぐると・・・・こちらもびっくり!

雰囲気は昔ながらの銭湯を感じさせるのですが、いたるところが綺麗です。

何より天井が高い(ここ個人的にポイント)が凄く良いです。

あと、冷水機があるのって凄くありがたいと思う。

スーパー銭湯の多くはあるけど、街中の銭湯で冷水機があるところってほとんど見かけない気がするし。

 

浴室内は・・・・もう皆さんご存知だと思いますが、樽の水風呂があります。

存在感半端ないです。その近くに休憩できる椅子があるのでばっちり交互浴が出来ちゃいますね。

あ、書き忘れたのですが東京浴場さんではレンタルタオル・レンタルバスタオルがあります。これが、例のあれです。イケウチオーガニックさんのやつなのでそれはふわふわで良いんですよ~~~!

 

さて、浴室内の話に戻ります。

奥に湯船、手前にカランがある関東ではオーソドックスなスタイルです。

湯船は3つに分かれていますね。

 

カランで体を洗う時に感動したのですが、カランも鏡もぴかぴかなんですよ。

これだけぴかぴかに輝いてるのは凄いなぁ掃除大変だろうなぁと感謝しながら使いました。

 

お湯はやや熱めの温度。

体感的には42℃くらい。私がめちゃくちゃ好きな温度でした。

水当たりは柔らかく、ぼーっとしながら入るのに最高です。

ジェットも強さが程よくて、在宅ワークで凝り固まっていた腰とかがほぐれましたね。

 

身体が温まったところで、向かうは樽の水風呂です。

ずっと楽しみだったんですよね~樽の水風呂。

水風呂を独り占めできるっていう独占欲が満たされ、水温もちょうど良い温度。

深さもちょうど良くて、「あ~~これは天国だなぁ~~~」って思いましたね。

椅子に座って休憩しながら、浴室内を見ると、地域人達で賑わっていて既に西小山という土地にしっかりと根付いているんだなぁ凄いな!!って感動しました。

 

昔ながらの銭湯の良さを残しつつも、新しい事にチャレンジしていく東京浴場さんに今後も大注目ですね!!!

 

サガラ君、スタッフの皆様お忙しいところありがとうございました。

お風呂上りに飲んだレモンサワーも最高でした。

 

 

 

 

 

 

サガラ君と話したラジオは既に公開されていますのでよかったら聞いてください!

東京浴場のこれからについても話をしてくれていますよ・・・・ワクワクしちゃいますね!

 

がわ

 

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銭湯日記その111

「がわくんが絶対に気に入るだろうなって銭湯があるんだよ~」

湯の合う友達からそんな連絡を貰った。

こんな連絡を貰ってしまうと、そりゃあもう気になって気になって仕方ない。

そうして、色々とタイミングが合いアテンドしてもらえることになって行ってきました。

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板橋区にある「第二富士見湯さん」です!

看板には「富士見湯」とし書いてないけど、第二富士見湯さんで間違いありません。

さて、こちらの銭湯ですがとにかく『水』が良いとの事なんです。

また、ご主人も凄く気さくで優しい方だから話も合うと思うと。

 

下駄箱に靴を入れて、中に入ります。

明るく綺麗にされている休憩スペースです。

受付で470円とサウナ代金200円を支払って、サウナで使えるタオルを貰います。

サウナも抜群に良いとのことなので、もう入る前からワクワクしていました。

 

脱衣所は凄い広いという訳ではないけど、綺麗で明るくてどこかほっとする感じ。

そそくさとありのままの姿になって、すぐに浴室内へ!!

 

手前にカランがあって、奥に湯船がある関東ではオーソドックスなスタイルです。

まずは、カランで身体を洗うのですが・・・「うん?なんか肌当たりが優しい気がする」。

水の質が良いと聞いていたこともあるだろうけど、それにしてもしっとりと肌に馴染むけど所謂「軟水」ほどぬるぬるスベスベしたりしない。天然の化粧水みたいなそんな感じ。

これは湯船に入るのも楽しみだなあって思いながら、体を清めて湯船へ!

 

「あ~~~~~~~なんじゃこれ」

入った瞬間に声が漏れました。

むっちゃ気持ち良いんです。お湯の温度も抜群に良いし、何よりもやっぱり水がしっかりと肌になじみ込む感じ。水がはじかれるんじゃなくて、体に入ってくるようなそんな感覚。冗談抜きで、ずーっと入っていられるお湯ってこういうお湯の事を言うんだと思う。

 

内側からポカポカしてきたので、水風呂に。

水風呂もやっぱり「あ~~~~~~~なんじゃこれ」ってなりました。かけ流しだからややぬるめですが、そんなことが一切気にならない気持ち良さ。

お湯と水風呂の温度差が抜群に良いのか、めちゃくちゃ気持ち良いです。

 

この「気持ち良い」状態で体を拭いて、サウナへ。

サウナは高温のアチアチ系です。そして、演歌?が流れています。

2曲くらいを目安にしようかな~なんて思っていたらもうすぐに熱くなって耐えきれずに水風呂へ。

サウナのあとの水風呂の気持ち良さもやっぱり別格というか、ずいぶんと久しぶりにこの「最高潮に気持ち良い」っていう状況を味わった気がする。

 

しっかりとお湯も水もサウナも満喫して、休憩スペースで少しご主人とお話。

夏場だったので、少しだけ温度を下げたとおっしゃっていてそれが気候・水温・お湯の温度と抜群のコンビネーションを生み出していました。

「今のこのバランスが夏場は最高です!!!!」

ご主人にそうお伝えすると、少しはにかみながらも「ありがとうございます」と言っていただけてむしろこっちが「素敵な銭湯、ありがとうございます」と返答をしました。

本当にご主人も気さくで優しくって、良い街中銭湯だったなあ。

 

そして、帰りには湯の会う友達のアテンドで夜と言えばというところへ。

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そうです。立ち食いソバですね。

銭湯後の立ち食いソバってなんであんなに美味しいんだろうなあ。

夜遅いのにミニカレーまで食べちゃった。

 

アテンドしてくれた湯の合う友達、ご主人にすっごく感謝です。

ありがとうございます。

 

それでは、また!!

 

がわ

 

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銭湯日記その110

久しぶりの更新です!

最近、noteの方で「銭湯と僕」っていうエッセイ的なもの更新をしているのですが、やっぱり初心に帰ろうとも思ってブログを開きました。

 

そんなわけでさっそくいきましょう。

今回ご紹介するのはこちらの銭湯です!

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その名の通り、巣鴨にある巣鴨湯』さんです!

巣鴨駅から徒歩でも行ける距離にあります。

この辺だと、宮下湯やニュー椿等もありますが巣鴨湯さんもめちゃくちゃ良いんですよ~~~~!

 

受付で入浴料金とサウナ代を支払って脱衣所に入ります。

脱衣所は明るく、結構広々としています。

ビル型銭湯なんですけど、見た目よりも広々としてましたね。

 

ありのままの姿になって、浴室内に!

浴室はちょっと暗めです。

奥に湯船があって、手前にカランがある関東ではオーソドックスなスタイルですね。

ただ、湯船が結構色々あるといゆか広々としてますね。

 

まずは身体を洗って・・・・湯船へ。

全部白湯なんですけど、入ってみて気が付きました。

どうやら熱湯とぬる湯に別れているみたいです。

ただ、どちらも入りやすい温度だったので落ち着きました。

ジェットバスは残念ながら私がいる時間中ずっと先客がいたので味わえなかったのですが、使っている人全員が気持ちよさそうにしていたので良い力加減なんだろうなと。

 

サウナに入る前に水風呂にも入ります。

水風呂はたぶんチラーとかを使わないでそのままかけ流し状態なのでぬるいです。

でも、このぬるさは体への負担が少ないから程好い時間をかけてゆっくり入れるので私は好きなんですよね。体感的には20℃以上はあったかなぁ。

 

そしてサウナにも入ります。

サウナは無音で暗め、そして激熱。

これは昔味わったことがあるな・・・・。

あ、あそこだ!(あえて言いません。気になる人は行ってみてね)

タオルを敷かないとお尻が熱々になっちゃうくらいの熱さですよ。

しっかり汗をかいた後には水風呂ですね。

 

汗はシャワーで流して、しっかり水風呂に。

ぬるけど、やっぱり落ち着いてゆっくり入れるなぁ。

こういう水風呂が僕は結構好きなのかもしれない。

 

カラン前に座って休憩します。

この時に気が付いたけれども、排水の蓋にカニがいる!

めちゃくちゃ可愛い!!

そういえば、タイル?も綺麗でかわいかったんですよね。

ところどころにお洒落な可愛さがあってそれもまたいい味が出ていました。

 

凄く良い感じの街中の生活銭湯って感じですね!

常連さんと思われる人たちも含めてみんながマナーをまもって思い思いにリラックスしている様子は見ているだけで私も落ち着きました。

 

また、行かないとな!!

 

それではまた!

 

がわ

 

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銭湯日記その109

コロナも大変ですが、少し涼しくなったとは言えまだまだ暑い日が続いています。

皆様はいかがお過ごしですか。

無理は禁物なので素直にエアコンつけたり上手くやってくださいね。

 

暑いですが、そんな日にこそ銭湯に行くとさっぱりして気持ち良いんですよね~。

そんなわけで今日ご紹介するのは、こちらの銭湯です。

 

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北区にある稲荷湯さんです!

 

え、銭湯好きって言ってたくせにまだ行ったことなかったの?って言われるかもですね・・・。

言い訳をさせてください!

こちらの稲荷湯さんはテルマエ・ロマエの撮影地でもあるんですよ!

ずっとその話を聞いていたから、もしかしたら混んでいるんじゃないかって思って避けていたんですよ。でも行ってみたらそんなことなくて、ほどよい混み具合でした。

 

まずみてくださいこの佇まい。

私好みの最高な雰囲気です。

そして「わ」の看板。良いお湯が沸いているんでしょうね・・・・。

 

中に入ると古き番台形式です。

入浴料470円を支払います。

脱衣所は綺麗で明るくって、それでいて昔ながらの雰囲気がしっかり残っているという凄いバランスで成り立っていました。

 

ありのままの姿になって、湯船へ。

奥に湯船、手前にカランがある関東ではオーソドックスなスタイル。

湯船は3つありますね。

それを横目に見ながらまずはカランで身体を綺麗に洗います。

 

カランから出てくるお湯が気持ち良いですね。

ほどよい熱さです。これが熱すぎると水で絶妙なバランスに冷やさないといけないんですけど(それもそれで私は好きですが)

よーく見るとカランもピカピカでしっかりと手入れが行き届いているなぁって印象です。

 

身体を綺麗にしたら、向かうは湯船。

まずは白いお湯です。どうやらこれはシルキーバスですかね・・・?

ぬるめのお湯です。よくある炭酸泉くらいの温度で凄く入りやすいです。

下町銭湯でこの温度はありがたい方も多いんじゃないかなぁ。

 

続いて真ん中の湯船。

これは中温ですね。42℃くらいだと思います。

このくらいの温度がやっぱり入っていて気持ち良いですよね。

温度も程好くって、水の肌当たりもさっぱりとしていてのんびりできます。

高い天井を見上げて・・・・すーっと思考を消していく。

やっぱり私はこういう古き良き銭湯でぼーっとしている時間が一番好きです。

 

そして一番左端の湯船・・・・・・「あっつ!!!」

普段帝国湯さんや斉藤湯さんの熱湯に鍛えられていて私はうぬぼれていたようです。

足入れて直ぐに引き上げてしまうほどの熱さ。

感覚だけで言うと蒲田温泉さんの熱湯よりも熱いって感じてしまった。

「これが・・・・・江戸っ子熱湯・・・・・!!」(違う)

 

お湯を楽しんだあとは、人がいなかったのでカランでちょっと休憩です。

気持ち良い風が入ってくる・・・・・気持ち良い。

カランで座って休憩するの本当に好きだなあ。

 

お風呂上りは脱衣所でも休憩をして、後ろ髪をひかれながらも出ました。

 

稲荷湯さん。

とにかく綺麗だし、お湯も気持ち良いし、シンプルながら銭湯っていう要素が全て詰まっていたと思う!

気になる方は是非行ってみてくださいね!

 

それでは、また!

 

がわ

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