アラサーの銭湯日記

銭湯、時々日常

夜が明ける(読書感想)

西加奈子さんの5年ぶりの長編『夜が明ける』をやっと読んだ。

 

発売日に買ったけれども、西さんの作品はしっかりと構えて読まないと色々とごっそり削られてしまうことが多々あるので読むタイミングを見計らってた。

でも、それ以上にもう早く読みたいって気持ちが勝ってしまって風呂掃除あとにほぼ勢いで徹夜みたいな感じで読み終えた。

 

一番最初に出てくるのは「やっぱり西さんは登場キャラクターの人生を描くのがめちゃくちゃ上手いし、妙なリアルさがあるなあ」だった。

 

西さんと言えば、直木賞を受賞したサラバ!がかなり有名だと思う。

そのサラバ!も登場キャラクターの人生を描いた作品で、これが心に刺さりつつもエンタメ作品として群を抜いて面白かった。

 

今回の『夜が明ける』はある種社会問題にも切り込んだ話だった。

貧困問題やジェンダー問題、容姿に関する問題等々・・・様々なところに切り込んでいた。ただ、それが不快に感じることはなくむしろ考えさせられた。

 

本作はダブル主人公って言っていいと思う。

一人はその容姿や吃音から少し周りの人から距離を置かれていたが、あることがきっかけで自分の人生の方向性が決まる深沢暁。

 

そして語り部として物語を進めていく「俺」。

 

高校で出会った二人が大学進学や就職を得て、それぞれの道を歩んでいく。

 

そのそれぞれの道が対照的だった。

語り部たる「俺」は高校卒業後、大学進学をしてテレビ業界に就職する。

いっぽう暁は進学はせず劇団に入団して・・・というところ。

 

詳しく感想を書こうとするとどうしてもネタバレになってしまう・・・笑

 

暁は「俺」がきっかけでとある役者になりきろうとする。

それが人によっては人生がゆがんだ、道がおかしくなったと思われるかもしれないけども暁からしてみればそれは間違いなく救いだった。

 

周りから一線を引かれてしまう容姿に吃音。

それでも「俺」がきっかけで暁は人生に意味を見つけたんだと思う。

ただ、その道のりは大変で。家庭が貧乏ということ、常に周りに気を使い続けていること。

それでも暁はその役者になるため、なりきるための道を進む。

 

一方の「俺」。

高校卒業前にして父親が亡くなってしまい、大学には奨学金を使って入り常にアルバイトをしていた。

就職はテレビ業界であったが、局ではなく小さな制作会社。

 

私自身はテレビ業界の事を詳しく知らないけれども、実際に働いていてた友達に聞いたところだと所謂ブラックが多いと。

「俺」が就職したところもまさにそういう会社。

旧態依然とした会社でサービス残業、言葉の暴力は当たり前の世界。

そこで「俺」は踏ん張っていくもどんどんすり減って行ってしまう。

 

こういう話の中に貧困問題やジェンダー問題が複雑に絡んでくる。

特に男だから耐えないといけないみたいな風潮に切り込んでいたのは凄かったと思う。

 

誰かに「助けてください」って言っていいんだって自分自身も肯定された気がする。

どうしても見えないところでのしんどさや辛さっていうのはあって。

 

でも現代日本にはいまだにそれを表にすることは弱いという空気がある。

私自身もそういう風に思ってしまっているところもある。

 

けどとにかく「助けてください」って言っていいんだと。

これは小説であり物語でもあるけど、現代日本の問題とリンクしていると思う。

 

だから、少しでも悩んだり疑問に思ったりしていること。

表立って言えないけど、心の片隅に何か引っかかりがある人に読んでもらいたい。

 

きっと心に刺さると思うし、少しだけ勇気がもらえると思う。

 

つくづく、西さんの作品が好きだなあって思った。

また時間がかかっても良いから、新作の長編が読みたいなって思っている。

 

がわ

さようなら20代、こんにちわ30代

今日は20代最後の日。

明日30歳とはじめましてをする。

ちょっと緊張しなくもないけど、いつもどおり。

でも少しだけ、「あーもう30歳かー」なんて思ったりしている。

 

子供の頃に思い描いていた30歳には遠く及ばない。

30歳なんて子供からするとすごく立派な大人で、結婚もして子供もいて、もしかしたらペット飼ってたりなんかしてるかもって思ってた。

 

現実は結婚はしていないので当然子供もいない。

ペットは飼いたいけど飼えるところに住んでない。

 

こんな風に書くとネガティブに思うかもしれないど、ところがどっこい全くそんなことは無い。

 

子供の頃の私よ、今、多分人生で一番楽しんでるぞ。

 

まさか30歳を目前として、会社を辞めて銭湯で働くことになるなんて想像もしてないだろう?

子供の頃からお風呂が好きだったから「えー!大好きなお風呂で働いてるの?」ってなるかもしれないけど。

 

結婚はしてないけど、たくさんの友達に恵まれてすごく楽しく濃い日々を過ごしているぞー。

 

あと30歳ってすごく大人(今も大人だって思ってるけど)そんなこと無い。身体的には大人になってるし、精神的にもちゃんと成長はしているから安心してほしい。

 

けどそれ以上に見識が広がって、色々なことに興味を持つ幅ができて、それを体験するために行動ができる。つまり大きい賢い子供みたいなもんだ。

 

Creepy NutsのRさんが昨年の武道館ライブで赤ちゃんって無敵、天才なんですよ的なことを言っていたけどまさにそのとおりだと思うんだよ。

 

さっき書いたみたいに大人になると色々な幅がでるから、色々なことをやろうと思えばできる。

ただ、賢い子供っていうのは考えることができるがゆえに自分で自分の行動を制限して、可能性を消してる。

 

今30歳を目の前にした私は、もう1回子供の頃の心を取り戻して天才になって(実際に天才ってわけじゃないぞ?)やりたいこと、興味あることにどんどん触れていこうと思っているんだ。

 

だから、子供の頃の私からみると30歳になる私も大差ないかもしれないな。けど安心してほしい。

ちゃんと色々と成長した上で、子供の頃の心を取り戻してるだけだからな。見た目も中身も大人になったけど、そこにスパイスとして子供の頃のあの無邪気で無敵で無鉄砲な心を入れてるんだ。

 

ただ無茶ができる20代とはおさらばすることになる。30代は30代のやり方があるだろうからまずはそれを模索していくことになるかな。

 

いつになっても理想の大人にはなれていないけど、なれていないからこそ「なにくそー」って駆け抜けられるってことを知っておいてもらいたい。

 

じゃあな子供の頃の私。

こんにちは。30歳になる私。

これからもよろしく頼むわ。

 

20代最後の私より。

 

追記

なんか書いてたら手紙テイストになっちゃったw

まあ良いや。とにかく子供の頃に思っていた理想の30歳にはなれていないけど、今自分が思う理想の大人には近づいてると思うから。

 

はっとした

「最近、仕事したくないな〜とか仕事行きたくないな〜って思わなくなったんじゃない?」

 

人からの指摘ではっとした。

 

銭湯で働き始めて、丸3ヶ月が経った。
正確に言えば4月から色々とやっていたけど完全に入り込んだのは7月からなので3ヶ月かなと。

 

この期間中、前職ではほぼ毎日思っていた「仕事行きたくないな〜」という気持ちが1回も出ていなかった。

 

まだ3ヶ月だからだ!とも思うかもしれないけれども、前職のときは新卒で入社して1週間後には「会社行きたくないなあ」って思っていたからこれはある種すごいことだと思う。

 

もちろん、憂鬱になることはある。

例えば、雨が降るとお客さんの数が減るし、色々と考えてやってみるけどその効果が出ているのかどうかがなかなかわからないし。

 

すぐにお客さんが増えるものでもないからと言われていても、やっぱり客数が増えないととっても不安になるし憂鬱にもなる。

 

でも、不思議と仕事したくないなとは1回も思わずここまで来ている。

 

この指摘をしてくれた人曰く、今年の4月(会社に辞めますと伝えたころ)くらいから色々と変わったとのこと。

 

前向きになったと言うか、人間らしくなった?って言われて思わず笑ってしまった。

そういえば、前職の同僚からも「大変そうだけど、楽しそうでそういう仕事が性に合ってたんじゃね?」なんて言われたな。

 

千代の湯の運営をやっていて、悩むしプレッシャーもあるし、ひえええってなることもあるけど「どうやってそれを乗り越えるか」って無い頭つかって考えて行動して、反省してっていう繰り返しがなんだかんだあってるんだと思う。

 

でもいつかやっぱり仕事したくないなって思うときが来るかもしれないな〜人間だし。

 

でも仮にそうなったとしても、自分で沸かしたお湯に入れば「あ〜この気持ち良いお湯をもっと色々な人に知ってもらいたな〜」ってなると思う。

 

前職のときは「トライ&エラーが大切。だから自分で考えて行動しろ」って言う割には「それは違う。そうじゃない。それはだめ(理由言わない)」とあれこれ難癖つけられて自分の考えとかが通らなかった。

 

終わってみて「ほら!私の言った通りにやってれば!」って思うことが何度もあった。

 

千代の湯では、経営を持っている梅の湯三代目が「とにかくやってみな」と言ってくださっていて、明らかにおかしいこと、やってはいけないこと以外は基本的に考えたことをやらせていただける。

 

何かあったときには相談して考えてまた実行する。

前職で散々言われていた「トライ&エラー」ができてることが精神状態にも影響しているんじゃないかなあと思う。

 

ただ、さっきも書いたみたいに結果がでないといけないっていうのはあるから色々と考えないと!!って焦りもある。

 

でも、千代の湯は水が抜群に良くてトゴールも最高に気持ち良いからそれを伝えていけばきっともっと色々な人に来てもらえると思う。

 

だから頑張るぞー!!って気持ちも強い。

 

書いていてまとまらなくなっちゃった笑

 

とにかく、人から指摘されてはっとすることがあるよねってお話でした。

 

がわ

大きな心境の変化

10年で変わったこと・変わらなかったこと

10年前、まだ20歳だった私。
大学生であり、サークル活動や研究室(理系のため)での活動等小さい世界ながら毎日が充実していた。

一方でこの頃はまだまだ将来どういう方向に進むかが決まっていなかった。

小学生時代から獣医師になることを夢見ていたが受験では失敗し獣医学部の別の学科に進学をしたため新たに夢を見つける必要があった。

漠然と動物に関わる仕事がしたいと思い進学したけれども、学んでいくうちに根本的に誰かの役に立ちたいという気持ちが強いことに気がついた。

だから研究室では必死に誰かの役に立つかもしれない研究を続けていた。そうした後に研究が楽しくて楽しくて大学院に進学することを決心した。

周りが就職活動をしている中、院試に備えて勉強と研究を黙々とやっていた。

そういう事もあり、無事に大学院へ進学することができた。大学院では学部生時代の研究の延長を行っており、いつしか就職するのであれば研究職として就職したいという気持ちが芽生えていた。

いやこれは芽生えていたというよりも芽生えざるを得なかった。本音を言えば修士の更に上の博士課程に進学したかった。

ただ、親になんて話そう・・・と悩んでいるうちにあれよあれよと修士の2年は進んでしまい結局就職活動をすることに。

就職活動では、自分のやりたいことややってみたいことではなくてバックグラウンドにある自分がやってきた研究をベースとして会社を受けた。

それが当たり前だと思っていたし、やりたいことなんてできるわけない、自分にそんな能力はないと思っていた。

そうした就職活動の末に内定が出たのは2つ。
九州の方の会社と東京の会社。
ただし、内容は大きく違い研究ができるのは九州の会社だった。

どちらに就職するか迷った私は色々な人と話したりして東京の会社に決めた。

ただこれの大部分は当時付き合っていた彼女の意見が大きかった。

「どこに行っても、私はついていくよ」

と彼女は言った。その彼女は東京で働いていた。そんな彼女にどこにでもついていくと言われてしまい青臭いが先の未来を想像してしまい東京にいたほうが彼女自身も楽しいだろうと考えた。

ある意味私は自分の意志だけじゃなくてそういう外側の要因で就職を決めた。

明確に自分の意志があるわけでもなく、さらに自分の能力を勝手に自分で決めつけて『あれはできない』『これもできない』『自分にはそんな能力もない』『やりたいことは仕事以外のところでやればいい』と思っていた。

そうして就職をして働き始めた矢先に彼女とは別れた。
人生なんてそんなもんであるわけで、でも当時は『あれ、なんで東京で働くことにしたんだっけ・・・』なんてかなり思い悩んだ。

仮に九州の会社に就職していれば少なくとも学生時代にやっていた研究の延長のような仕事ができていた可能性が高かった。例えそれが本当にやりたいことでなかったとしても、学生時代の研究の延長のような仕事であればまた違った気持ちになっていたと思う。

でも、当時の私は自分の気持ちよりも付き合っていた彼女の気持ちに寄り添う選択をした。それが間違いだったとは今も思わないがそれなりに苦しんだ。

それでも仕事はしなければいけないわけで。
生活のため、生きていくためと自分に言い聞かせながら仕事をしていたがいつしか『自分がやりたいことってなんだろうな・・・』と思い始めた。

その頃、あちこちの銭湯を巡ることが趣味で銭湯がどんどん減っていることを知った。

どうにかこれ以上銭湯が減らないようになにかできないかなという気持ちの元、このブログをやり始めた。

それと並行するように仕事に対する熱量は日に日に減っていってしまっていた。
根本的に私の行動原理は【誰かの役に立ちたい】というもの。

もちろん当時の仕事も人の役には立っていたけれども、相手の顔が見えない仕事であったため達成感のようなものはなかった。何より、なんのために仕事をしているんだろう・・というネガティブな気持ちが日に日に増していった。

一方、趣味の方ではどんどん銭湯の方にのめり込んで行くようになった。
毎週土日は遠出して普段は行けない銭湯に入りに行ったり、銭湯関係のイベントやオフ会に参加してみたりと積極的に動くようになっていった。

そうしていつしか私は、『自分のやりたいこと、やってみたいことをやってみてもいいのでは』と思うようになった。

趣味関係で出会った多くの方々が否定をしない方たちだった。また、多くの人達が自分の好きなことを好きとはっきりと言い、好きなことをやっていくことってダメじゃないんだむしろ良いことなんだと思えるようになったのが非常に大きかった。

運命のいたずらか、もし学生時代の自分が九州の会社への就職を選択していたら、この方々と出会うことはなかったと思う。

そうなると、私は自分の気持ちを受け入れ素直に行動することができなかったと思う。そして漠然と人の役にたちたいと思いつつも何も行動ができなかったと思う。

【誰かの役にたちたい】というのは紛れもない本音ではあるけれども、それ以上に親に迷惑をかけてはいけない。
親を安心させなきゃいけないと自分で自分に呪いをかけていた。つまり優先すべきは自分の気持ではなくいかにして周りを安心させるか、親を安心させるかだった。

この呪いが10年の間に出会った多くの方々の言葉と共に解け、大きな心境の変化をするようになった。

『自分のやりたいことをやりたい!』

とはっきり声に出して言えた。

自分のやりたいことややってみたいことを声に出し、かつ行動を起こすまでに10年を使ってしまった。
けれどもこの10年は非常に大切でかけがえのない宝物でもある。

そうして、私は今私はこれ以上銭湯が減らないようにという気持ちに従い銭湯の中に入り込み銭湯で働いている。

一方で10年どころか小さい頃からずっと変わらない事もある。
それは、やはり【誰かの役にたちたい】という気持ち。

銭湯ではお客さんの顔が見えるため、何か新しいことをやったときに直ぐに反応が見れるためモチベーションにも繋がっている。

何よりも、銭湯を必要としている人達のために営業をできているといことで少しだけかもしれないけれども誰かの役に立てているということが嬉しいしやりがいとなっている。

10年を振り返ると、自分自身に正直に嘘をつかないでやりたいことややってみたいことをやるために行動に移せるようになった。

また誰かの役に立ちたいという私自身の行動原理は全く変わらない。たぶんこの行動原理はこの先もずっと変わらないと思う。

そしてこの10年で変わった心境はすごく前向きな変化だと思う。

これからも前向きな心境の変化ができるように、日々楽しく過ごしていきたい。

がわ

写真展の話

お久しぶりになりました。

 

千代の湯店長のがわです。

さて、既にTwitterでは告知を出させて頂きましたが千代の湯で初めて?となるイベントをやります。

 

 

こちらです!

その名も『あらかわご近所銭湯写真展』です!!

名前の通り、荒川区のご近所銭湯の写真展になります。

 

事の始まりは、ぴーちさん(今回の写真撮影者の方)がTwitterでいつか銭湯で写真の個展をやりたいと呟いていたんです。

 

ぴーちさんとはえごた湯さんにてお会いしており、素敵な写真を撮られる方で実際に千代の湯も写真を撮って頂いていて、「やっぱり素敵な写真だな〜」って思っていました。

 

さらに丁度、千代の湯の空いているスペースを何かに使えないかな……と考えていたこともあり「千代の湯を展示場所として写真展やりませんか」とお声をかけさせて頂きました。

 

正直、ご時世的にもやっていいものかどうか迷いましたし、今も迷っていますがせっかくの機会だし、かつ写真展示のみでアルコールや食事の提供は一切しないのでやってみようと言うことになりました。

 

ぴーちさんが撮られる写真はどれも素敵な写真なのでお近くに来る用事があればふらっと来て頂けると嬉しいです。

 

特別開放日に来られる方には下記ご協力をお願いします。

 

・体調不良や発熱がある場合は来店を控えてください

・複数人での来店はしないようにお願い致します

・マスク着用必須

・アルコール消毒の徹底

・検温

・展示を見る際はお喋りをしない

・食事禁止(飲み物は大丈夫です)

・ゆっくり見て頂くのは大丈夫ですが、長時間滞在は避けてください

・展示品は触らない

 

荒川区には沢山の素敵な銭湯があります。

今回展示されるのはまだ一部ですがこれをきっかけに荒川区に限らずご近所の銭湯に行って頂けると嬉しいです。

 

がわ

千代の湯日記 vol.2

ご無沙汰してました。

荒川区千代の湯のがわです。

 

さて、会社を辞めて銭湯業界に入り込んでから約2か月が経過しました。

あっという間過ぎて正直怖いんですが、それだけ無我夢中だったってことだと思っています。

 

今回は千代の湯の事というより、会社を辞めてこの2か月の僕の変化とかについて記録として残しておこうと思います。

 

①生活リズムが完全に変わった

これは別に悪い事ではなくて、ちゃんと銭湯で働けているっていう事です。

まず会社で働いていた時は、基本9:00~18:00が勤務時間で(残業やフレックスもありますが)通勤時間も含めると起床時間はだいたい7:00頃で就寝時間は23~24時でした。

 

千代の湯で働き始めてからはだいぶ時間が変わりました。

営業時間は15:00~23:00で営業後に掃除だ〆作業だって色々やってると結局終わるのは1:00~2:00くらいです。そこからお風呂入って、ちょっと休んで寝るので就寝は2:30~3:00くらいです。仕込みがあり13:00には開店準備を始めるので11:00頃には起きています。

 

こうやって書いてみても明らかですね笑

かなり遅い時間になりました。

でも、きちんと寝る時間は確保できているので元気です。

 

②瘦せたし筋肉が付いた気がする

毎日営業後に掃除がありますので、今までと比べて運動量的には増えています。

また、掃除の時にバケツを持ったりするのでちょっとした筋トレみたいになっているんですよね。だから筋肉が付いた気がします。あくまで『気がする』レベルです。

 

体重に関してはきっちり数値として出ているので間違いないです。

痩せました。とはいってもげっそりとかではなく摂取カロリーと消費カロリーのバランスの問題で掃除やってるから消費カロリーの方が多くなってるのかなって感じです。

健康診断の数値が軒並み良くなっていたので健康的に痩せているみたいです笑

具体的には約1.5kg痩せました。・・・え?誤差?いやいや1kg超えたらそれは誤差じゃないですよ。

 

③現時点では自由な時間はあまりない

千代の湯でやることは多いし、やりたいことも多いし、やるべきことも多いので自分の自由な時間っていうのは会社員の時と比べると格段に減りました。そもそも定休日が週1回でその定休日も定休日だからこそできることっていうのがあるので実質定休日じゃないのです。

 

でも、そもそもこれがやりたいことだったりやってみたいことだったので特にストレスになったりはしていないです。会社員の時は土日休みでしたが折角の休日なのに特にやることがなくてむしろそれがストレスになったりしていたこともあったので。典型的なワーカーホリックですね。

 

この先千代の湯の経営が安定してくればこれはまた変わってくるかもしれないです。

その時にどうまた動くかも今から考えないといけないんですよね。

 

まあここまで色々書いたけど、ぶっちゃけ毎日しんどいけどそのしんどさを超えるくらい次なにやろうどうしようって考えて行動するのは楽しいです。

 

あと多少(会社を辞めた)違和感が出るかなって思ったんですが全くないです。前職の同僚からすると「まあそっちが本業というか性に合ってたんじゃない?」と。自分では分からないですがそういう適正はあったのかもしれないですね。

 

これが落ち着いた時にどうなるか分からないですが、まだまだ千代の湯でやりたいこともできていないし、やらないといけないことも、やるべきことも出来ていないのでそれをひとつづつやっていくだけです。

 

何度も書きますが、普通にしんどいはしんどいですよ。

基本肉体業務が多いですし、時間的な拘束はかなり長いですし。

何かやってもその効果がすぐに出るわけでもないので、失敗かなあ成功かなぁって考え続けてしまったりしますし。

 

今後銭湯で働きたいって思っている人はそこをきちんと考えた方が良いと思います。

それとまずは掃除だったりバイト募集してるところでバイトするとかから始めた方がいいんじゃないでしょうか。なんか夢・理想ばっかりが先走ってる方が多い気がするので。まずは何にしても実際に体験することからではと思います!体験することは大事です。

 

次はまた千代の湯のことを書けたら良いなって思います。

引き続き、千代の湯をよろしくお願いします!!

 

がわ

千代の湯日記 vol.1

こんにちは。

荒川区千代の湯のがわです。

 

さて、先日会社員を辞めたという記事がめちゃくちゃ沢山の人に読んでいただけたようで・・・読んでくださった方々ありがとうございました。(下記にリンク張ります)

 

miku778.hatenablog.com

 

 

 多くの方に読んでいただけたので、今後は働いている銭湯の事をもう少し深堀して書いていきたいと思います。

 

 

 

 

働いている銭湯

前回の記事でも書きましたがもう少し細かく。

僕が現在働いている銭湯は、荒川区西尾久にある「千代の湯」という銭湯です。

www.1010.or.jp

arakawa-sento.jp

都電荒川線の「荒川遊園地前」から徒歩で5分程度の場所にあります。

住宅街の中にある、所謂ビル型の銭湯でかなり奥まったところにあるので、初めて来られる方は迷ったり、入りにくかったりしてしまいますが地域のお年寄りから愛されている銭湯です。

 

銭湯で働くことになった経緯については、前回の記事を読んでください!笑

 

千代の湯の現状

ぶっちゃけていうと、現状だと厳しいです。

具体的な数字は書けませんが、利用者人数的にはちょっと少ないです。

今までやっていた女将さんが体調の問題から営業日数を減らしていたり、急に休業したりしていたのでお客さんが離れていってしまいました。

 

実際に銭湯で働き始めてからよくわかったんですが、『営業を続けること』が一番大切。複数人のお客さんから「あれ、千代の湯再開したんだ。閉めたり開けたりしてたからてっきりもう休業して終わりだと思っていたよ」って言われました。

 

銭湯(地方のスーパー銭湯も含む)は地域に根付いているものです。

基本的には家の一番近くの銭湯に通うというお客さんが多く、営業していなければ来てくれないです(まあ当然ですよね)

営業してたりしてなかったりすると、いざ銭湯に来てみた際にやってなかったなんてことが発生してしまってそうなるとお客さんは来なくなります。

 

だからこそ、定休日以外きっちりと営業をしていくことがまず一番大切なんです。

でも、すでに離れていってしまったお客さんに「営業再開してますよー!」っていう情報が届いていないんですよね・・・。

 

離れて行ってしまったお客さんの多くもお年寄りで、インターネットを見たりしているわけではないので『再開している』ことや『若いメンバーが引き継いだ』という情報を知らず今も休業していると思われてしまっています。

 

減ってしまったお客さんにまずは戻ってきてもらうことが目下の課題でもあります。それと同時に新規のお客さんを増やして、『千代の湯って良い銭湯だなあ』って思ってもらい足を運んでもらえるようにしていかないといけないですがいやはや難しいですね。

 

そもそも、銭湯が好きだったり地域活動をしている人でないと自分が住んでいる場所の近くに銭湯があったとしてもその存在すら知らない人が多いです。

 

例えば千代の湯では営業を引き継いでから、チラシを作って近隣にポスティングをしましたが「チラシを見て来たよ!今まで知らなかった」ということを言われたりしました。

 

長年住んでいる人ならともかく、新たに荒川区に引っ越しをしてきた人は銭湯の存在を知らないあるいは「梅の湯は知ってるけど、千代の湯って何?」って感じですね。くっそー良い銭湯なのに・・・・。

 

千代の湯の裏側

千代の湯のTwitterアカウントにてこんなつぶやきをしました。

 

 

千代の湯は引継ぎをするにあたって、リニューアルをしたわけではありません。

あるものをそのまま引き継いで、営業を再開しています。

そのため、設備は古いです。(手入れが行き届いていないわけじゃないです)

古いですがしっかりと稼働しています。しかし、ちょこちょこととガタが来ているものも多いです。

 

引き継いだメンバーは全員銭湯営業素人なので、わからないことだらけなので梅の湯三代目に教えてもらいながらやっていますがそれでも「これはどうしようもないのでは・・・?」ということが起きます。

 

古い機器が多いので、壊れてしまうとその機械のパーツが無かったり取付をしてくれたお店が廃業していたりと・・・。結局新しい機器にするにしてもお金がかかります。

 

でも最初に書いた通り、千代の湯の現状は厳しくそんなお金をかけることも難しくあるもの、できるもので進めていくような状況です。

 

今回発生したものも、古いからこそ壊れても手動でなんとかできますが機器はもうないので新しくしたりするのが一番手っ取り早いんです。でも、それが難しいので当面は手動で窯番をしながら営業です。

 

今後の千代の湯

いやー今後どうしていきましょうね笑

イベント系を何かやったりすることも考えていますが、今は新型コロナの影響もあって人を集めるイベントはやりにくいですし、千代の湯は井戸水を使ったお湯で水当たりが最高なのでそれを多くの人に知ってもらいたいんです。

 

なので、当面は毎週日曜日に入浴剤を使ったお風呂をやる予定です。

千代の湯と言えば、トゴールウォームタイトを使ったトゴールの湯があります。

井戸水+トゴールウォームタイトでさらに柔らかく気持ちの良いお湯になっています。

このお湯を活かしていくために『トゴールの湯×○○』って感じで色々やっていきます!

 

直近では『トゴールの湯×じっこう』をやりました。

 

トゴールの湯はもともと身体がポカポカ暖かくなるんですが、さらにそこに生薬のじっこうを入れてみるとこれが本当にむっちゃ気持ち良くて最高なんですよ。

 

トゴールの湯×じっこうは今後も定期的にやっていく予定なのでぜひ足を運んでいただけると嬉しいです。

 

っとまあこんな感じで今後もこうやって千代の湯の事を書いていけたらと思います。

新型コロナの感染拡大もあるので、来てくれーとは大きな声で言えないですが来てほしいです。お湯、最高に気持ち良いですよ?笑

 

それでは、また次回!

 

追伸

僕、千代の湯の店長らしいです・・・笑