人生、不十分

大好きな銭湯のこと、日常のこと、考えなど

情報のアップデート

常に思考くらいは若々しく居たいなって思うけど現実はなかなか難しい。

様々な新しいものが多く出てくるようになったけど、昔のように飛びつきたくなることもだいぶなくなったし。

 

信じられない速度で変わっていく日々に追い付けていないような感覚がある。

まあ、それはそれで仕方ないって割り切れればいいんだけど難しい。

 

最近で言えば、SNSが話題。

Twitterは長年愛されていた仕様をガラッと変えて、ついにTwitterという名前すら消えた。なんやねん「X」って。少しだけダークで謎めいた気持ち出したい中学生かよ。

卍と同じレベルなのでは?なんて思っちゃったりする。

 

そこに付け入るかのようにメタ社がスレッズなるものを発表。

私も念のために登録したけど、特に使う気は起きない。

そこまで新しいSNSに興味が沸かなくなってきたから。

 

しょうもないことはTwitter(X)、写真はインスタ、個人のことや現実に即したことを言うならFacebookって自分なりにうまく使い分けが出来ているから。

なんか治安がどうのこうの、とか、他のSNSでは言えないことがスレッズで言える、とかTwitterで流れてくるけど「はて?」なんて思う。それは使い分けですらなく、結局承認欲求の爆発でしかないんじゃないの?なんて。他のSNSでは認められない、認めてもらえない、反応もらえないけど新しいSNSなら私も!みたいな欲求でしょ?

 

さてさて、そうやって少しづつ興味の幅が狭くなってしまっているような気がするけれども一方で広がっているものもある。

読む本の幅が広がった。笑っちゃうくらい年齢に合わせて、ライトノベルライト文芸・大衆文芸って順に進んできて最近は純文学も読むようになった。

それだけじゃなくて海外SFとかもじわじわ読むようになってそういう風に興味の幅が広がってるんだなあって思ったりした。

 

そうそう、いつしか昔話はあんまり好きじゃなくなって「人」の話が聞きたくなった。

あの人はどんなこと考えているんだろうとか、この人は普段どういうことに軸を置いているんだろうか、とかね。

 

一方で「虎の威を借る狐」みたいな人が増えてるのは辟易しちゃう。

「●●さんに会ったんだけど」とか「××って人のイベントに参加したんだけど」って言葉から始まる話が面白かった試しがない。

知らないインフルエンサーの話なんて全く興味ないし、面白くもないよ。

それはあなたの話じゃなくて、インフルエンサーの人の話でしょ。っていうやつ。

しかもインフルエンサーだから面白い、凄いみたいなこと言われても正直困る。

「これが最新の流行だから」みたいな顔で話されてもね。

 

一見するとアップデートされているようで、実は全然アップデートされていないんだよねえ。結局それって●●が変わっただけで同じ話じゃない?って思うことも増えた。

 

簡単に情報のアップデートっていうけど、それってとても難しいところなんだよねえ。

新しいものになんでも飛びつくことが「アンテナを張ってる」とか「視野が広い」って勘違いしている人が多すぎる。それはただの節操なしなだけ。

きちんと取捨選択できている人こそ「視野が広い」人だと思うんですよね。

 

界隈と呼ばれるものが一気に広がりを見せて、それを知らないとまるで古い人って扱われるのはちょっと理不尽だよね。そういう人に限って世論を知らなかったりするわけだし。うーん、情報って難しい。

 

まさに身近に見習うべき「視野が広い」人がいるから、そういう人の事はしっかり見習って、「化石じゃんw」って若い人に言われないようにアップデートしていきたいなあと思う。